教授挨拶

HOME > 教室のご案内 > 教授挨拶

 

新潟大学医学部 精神医学教室WEBサイトをご覧いただきありがとうございます。

当教室は1914年に創設され、以来約100年、精神医学に関する活動を続けています。この長い歴史の中、多くの患者さんを通してたくさんのことを学ばせていただきました。こうした貴重な経験の積み重ねが教室を支える伝統として現在に引き継がれています。

当教室の主な役割をまとめると、次のようになります。

  1. 患者さんの立場にたった、最新の専門的な医療を提供すること
  2. 基幹病院として、他の医療機関や行政機関と協力連携し、地域全般の医療・福祉を向上させること
  3. 身体疾患をもつ患者さんへの対応など、総合病院における精神科としての役割を果たすこと
  4. 診断と治療に関する科学的で専門性の高い知識や技術を研究・開発すること
  5. 患者さんとそのご家族を幅広い視点で支援する社会性・専門性を持った臨床医を育成すること
  6. 教育や研究の発展に寄与するリーダー的人材を育成すること

 精神疾患は、統合失調症、気分障害、発達障害など、その原因が未解明で、著しくQOL(生活の質)を阻害する疾患が少なくありません。患者さんの状態をよく理解し、長期的・社会的視野をもって、ストレス軽減やサポートをはかりながら治療を進めることが、とても大切になります。また同時に、病気の成因や回復に関する理解を深め、診断や治療を向上させるための研究も重要です。最近では、脳科学やゲノム科学など、最新の技術を活用した研究が盛んに行われていますが、今なお疾患の解明には至っておらず、治療においても解決すべき課題がたくさん残されています。大学病院の医師、医学研究者として、患者さんとそのご家族をサポートしながら、そうした臨床的課題に積極的に取り組んでいくことが私たちの使命と考えています。
「臨床を重視し、その中から問題を発見して、自ら科学的に解決する」―当教室ではこの姿勢を大切に、力を合わせて臨床・教育・研究に取り組んでいます。

 これから医師・専門医を目指す方にとっては、精神医学は社会との密接なつながりを実感できる大変やりがいのある領域です。21世紀は心の時代といわれるように、精神医学に寄せられる期待や社会的な役割は年々増しています。疾患は多岐にわたり、子供から高齢者にいたるまで幅広い年齢層にニーズのある大変重要な医学分野です。精神科医としての専門や「やるべきこと」「やりたいこと」は臨床や研究、また社会との関わりのなかに必ずみつかります。当教室のスタッフがそうであるように、充実感を持って取り組める「一生の仕事」となるでしょう。

 教室員一同、今後も精神医学の発展と地域医療の向上に向けて地道に活動をつづけ、社会貢献に努めてまいりたいと存じます。みなさまのご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

染矢 俊幸

BACK TO TOP