他の医療スタッフより

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T.臨床心理士より

 私たち臨床心理士は、精神科医師が患者さんの治療を行う際、必要に応じて臨床心理学分野の知識を用いて患者さんのサポートを行っています。
 主な仕事としては各種心理検査を行い、その結果を参考に患者さんのものごとに対する考え方の癖、ついついとってしまう態度、気持ちの動き(その全てがわかるわけではありませんのでその一側面)などをみていきます。そのうえで患者さんが日常生活の中で抱えていらっしゃる心理的課題を見立て、適切なアドバイスが出来ればと考えております。また、精神科医師や看護師の協力を得ながら、統合失調症の診断を受けた入院患者さんご本人と、病気についての勉強会なども開催しています。

U.精神保健福祉士より

 私たち精神保健福祉士は、精神科の患者さんに限って病気により生じた生活上の様々な問題に対して、医師とは異なる立場から、不安や困りごとに対しての支援(ソーシャルワーク)を行っており、PSW(Psychiatric Social Worker)と呼ばれることもあります。
具体的な仕事内容としましては・・・
・受診、入院についての相談と支援
・利用できる医療制度、福祉制度の紹介
・自宅以外で日中活動を行う場所(作業所やデイケアなど)の紹介、および利用するにあたり必
 要な支援を調整
・施設入所のための支援と調整
・作業所等のカンファレンスへの出席
 などです。
利用できる医療制度、福祉制度
精神科の患者さんが使える制度
精神障害者保健福祉手帳 
 障害の状態によって、1〜3級の等級があり、2年毎の更新が必要です。
 手帳の交付を受けることにより、公共施設の利用料減免やホームヘルプサービス等の障害者自立支援サービスを受けることが出来ます(受けられるサービスは、市町村によって異なりますのでご注意下さい。)。また、生活保護を受給されている方の場合は、障害者加算が加わります。
自立支援医療(精神通院) 
 精神科の通院にかかる医療費を補助する制度です。入院費は対象になりません。健康保険での医療費の自己負担割合は3割ですが、この制度を申請すると、申請の際に指定した医療機関と薬局での費用が1割負担になります。また、所得に応じて、毎月の自己負担上限額が定められます。また1年毎の更新が必要です。
 ※市町村独自で、通院・入院の医療費を補助する制度を設けている自治体もあります。
障害年金(精神の障害) 
  障害を待った方達のための所得保障の制度です。初診日(初めて医療機関を受診した日)に加入していた公的年金によって、申請窓口、支給される障害年金の種類が異なります。障害認定日(初診日から1年6ヶ月たった日)の障害の状態が、障害年金に該当する場合に申請が出来ます。障害の状態によって、1〜3級の等級があります。障害年金が支給された場合、毎年『現況届』の提出が必要です。

その他に利用できる主な制度
・病気によって、仕事を休職された方 ⇒ 傷病手当金 
・高額に支払った医療費が戻ってきます ⇒ 高額療養費  
・65歳以上で介護が必要になった方(病気によっては、40歳から利用できます)⇒ 介護保険 
・病気等のために就労できず、経済的に困窮している方 ⇒ 生活保護 
それぞれの制度には、申請のための条件があります。また、病気の状態や経済状況によって、上記以外の制度が利用できる場合があります。詳しくは、PSWまでご相談下さい。

V.病棟看護師より

 総合病院および特定機能病院の精神科病棟であり、最新の医療情報とエビデンスに基づく患者さん中心の安全安心な高度医療・看護を目標にしています。
 精神科の入院病棟は、通常鍵のかかった閉ざされた環境ですが、任意で入院される患者さんには院内散歩はもちろんのこと、入院棟の12階にある展望風呂の利用など、日中の外出が自由にできるよう配慮しております。 病棟内でも日常の基本的なセルフケアーはもとより、ホールでのレクリエーションをはじめ、6階の庭園を我々看護師と一緒に散歩するなどして、患者さんとのコミュニケーションを第一に信頼関係の構築に努めております。また身体的、精神的、社会的側面からの生活指導を中心に服薬の自己管理を推進するなど、患者さんが自ら解決すべく自主性を重んじた看護を心がけています。
【主な看護支援】
・看護師の心理教育による栄養指導
 → 向精神薬の副作用による肥満の防止や糖尿病・水中毒予防など
・退院支援
 →医師・精神保健福祉士(PSW)・看護師が協力しながら、御家族を交えて患者さんに即した退院支援を行なっています。例えば、地域精神科専門病院への転院準備や老健施設入所/作業所利用の説明、住居確保のお手伝い、障害年金・傷病手当金受給のサポート、保健師への訪問依頼などです。
・服薬指導
 → @ 看護師管理での確実な服薬
 → A 看護師見守りでの自己服薬
 → B 薬の自己管理、(必要時薬剤師から効用などの説明)と、段階的に服薬指導を行っています。
・栄養士、医師、看護師による指導(栄養サポートチーム:NST)
 → 摂食障害(栄養障害)のある患者さんの身体管理支援
・摂食・嚥下リハビリテーション医師との連携指導
 → 嚥下がうまくいかず誤嚥の危険がある患者さんの看護支援
・各種カンファレンス
 →病棟医とのカンファレンスや他の医療従事者 [摂食嚥下リハ、精神保健福祉士(PSW)、作業療法士(OT)
  理学療法士(PT)、薬剤師、栄養士など]との協力・連携による看護師の治療参加
・その他
 → @ 急性期精神疾患や難度の高い病態の看護
 → A 身体合併症患者さんの受け入れ、および術前術後のケア
 → B 全身麻酔下での電気けいれん療法看護
 → C 身体疾患に伴う精神症状のケア
 → D 各種精神疾患(認知症、摂食障害、不安障害、適応障害、パーソナリティ障害、産前産後の精神変調など)の看護支援


私たち精神科病棟看護師はチームワークを大切にしております。患者さんとの看護計画の共有を図りつつ「出来ること、出来ないこと」をはっきりと提示し、患者さんとの距離を取るのではなく、距離を知ることを重点にがんばっています。また、目に見える症状や患者さんの訴えだけでは判断できない場合も多く、全人的によりきめ細かな病状観察を行いながら総合的に支援していくことを目指しています。


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